サルサ (ダンス)
サルサ(Salsa music)はラテン音楽の一つである。
カリブの島キューバやプエルトリコ発祥のダンス音楽に、ジャズ、ソウル、ロックなどの要素を取り入れて1970年頃までにニューヨークで確立され、その後、米国の東海岸、西海岸、中南米、ヨーロッパ、日本など世界中に広まった。
日本人によるサルサバンド、「オルケスタ・デ・ラ・ルス(光のオーケストラ)」が全米のラテンチャートのビルボードで連続11週にもわたって1位を獲得したことがある。
リズムの基本となるのは南米音楽特有の「クラーヴェ」という単位である。 クラーベのリズムは一般的に2-3(ツースリー)、3-2(スリーツー)と言われるリズムで、一般的に2(ツー)はシンコペートされた2拍目と3拍目のみ、3(スリー)は4拍子を三連符のリズムでクラーベスの音を出す。その二つでワンセットの「クラーヴェ」という単位になり、そのクラーヴェのリズムにベースやピアノが加わり、コンガ、ボンゴ、ティンバレスなどのパーカッションや、トランペットなどのホーンセクションが加わって構成されていく。
加わる楽器や演奏形態は、ソンやモントゥーノ、ルンバ、グアヒーラ、ボレロなどリズムによって変わる。 クラーヴェとはスペイン語で基本・鍵と言う意味で、楽器のクラーヴェは2本1セットで演奏する為クラヴェスと言う。
ダンスとしてのでサルサは1クラーヴェ=8拍の音楽に6ステップを合わせて踊るため、シンコペーションに合わせ1,5拍目をステップしない(N,Yスタイル-プエルトリコ系)、一拍目からステップを始め4,8拍目をステップしない(L,A,スタイル-キューバ系)、シンコペーションにあわせ2拍目から始めるが4(8)拍目と次の5(1)拍目をタイでつなぎ、ステップのブランクを作らない(N,Y,クラブon2)等がある。 ダンススタイルはそれぞれ少しずつ異なる。 日本では競技ダンスの項目のひとつとしての認識が長いが、近年ではポップ歌手リッキー・マーティン、マーク・アンソニーなどによる人気の高まりとともに、熱心なサルサのインストラクターや中南米の出稼ぎ移民、日系移民を中心にクラブなども根付いてきている。
中南米、北米では一般的なラテン移民の庶民のダンスとして溶け込んでいる。米国へのラテン系の移民の中でも、若い世代はサルサのことを「家族で集まるときの余興」とみるような認識が強かったが、一般的な米国社会への浸透とともに、今では多くのラティーナ、ラティーノがほかの人種の先頭を飾っている。もともとラテン系の移民の多いニューヨークやサンフランシスコなどの大都市ではサルサのクラスやクラブが増えている。


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